知財情報

【日本】延長された特許権の効力に関する知財高裁大合議判決が確定

上告及び上告受理申立がなされていた、延長された特許権の効力に関する知財高裁大合議事件(知財高裁特別部・平成28年(ネ)第10046号事件)について最高裁判所は、H30.5.8(2018.5.8)付けで上告棄却及び上告受理申立不受理の決定をしました。最高裁判所の決定により、H29.1.30付けの知財高裁大合議判決が確定することになります。すなわち、延長された特許権の効力を定める特許法第68条の2の解釈について判断が統一され、存続期間が延長された特許権の効力は、処分(製造承認)の対象となった物と同一の物のみならず、これと実質同一なものにも及ぶこととなります。

(記事担当:横田修孝)

月別アーカイブ