お知らせ

弁理士横田修孝が日本ライセンス協会年次大会で発表を行いました

弊所弁理士の横田修孝が7/3-4に開催された日本ライセンス協会年次大会のワークショップで「リサーチツール特許の新たな展開~疾患特異的iPS細胞の誕生を受けて~」とのタイトルで発表を行いました。

iPS細胞技術は再生医療と創薬への実用化が急速に進んでいます。このうちiPS細胞技術の創薬への応用については京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の妻木範行教授らのグループによる研究成果(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2014/140918_2.html)でにわかに注目を集めています。疾患特異的iPS細胞を用いた創薬手法により新薬開発にかかる費用や時間が大幅に削減され、医薬候補物質のスクリーニング成功確率が格段に向上すると期待されています。一方で、リサーチツール特許はイノベーションへの悪影響や適正なライセンス条件など様々な問題が指摘されてきました。

今回の発表では、疾患特異的iPS細胞を用いた新しい創薬手法のライセンス条件をどのように考えるべきかを、リサーチツール特許に関するガイドライン・指針で推奨されたライセンス実務との対比で検討し、その結果を報告しました。

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